自動思考(2)

自動思考を知るてがかりは様々です。言葉として現れることもありますし、イメージの形をとることも、記憶の形で残ることもあります。

自動思考に気づくには、心の動きや行動をした時、頭の中に浮かんだイメージに注目します。

気持ちの幅が大きく振れた瞬間、どんなことを考えましたか?
何かに反応して行動を起こした時、どんな気持ちになりましたか?

頭の中に浮かぶイメージは、未来の状況を予測するもの、あるいは他人が自分を見る目だったりします。

この点を踏まえて前のページに登場したMさんの自動思考を分析すると、「こんなことが起きたらどうしよう」という恐れから生まれたことがわかります。


状況
5月21日の夕方、お母さんにテストで100点を取ったことを話した。
気分
恐い90% 緊張50%
自動思考
次のテストも100点を取らないと怒られる。
怒られるのは恐い。
     

他にも自動思考を探す方法はいくつかあります。

問題となった出来事が、自分の将来にどのような影響を与えるか予想する。
問題となった出来事を通じて、自分は他人にどう思われるか、そう思われることの意味を考えてみる。

Mさんは、自分の将来を「お母さんは『次も100点を取れるはず』と期待するだろう」と予想し、プレッシャー(緊張感)を感じました。

思い浮かんだこと全てを書こう


自動思考を探すのはとても難しいです。何度も自問自答を繰り返して、ようやく意識できるものだからです。

また同時にいくつも自動思考が湧き上がることもあります。例えば事故や災害に遭遇すると、様々なことが脳裏をよぎります。

日常生活でも、強い感情が押し寄せる瞬間はあります。その時どんなイメージを反射的に思い浮かべたかを思い出して、取るに足らないようなこともすべて書き留めましょう。

どうしてその気分になったかを理解することが認知療法の自動思考を明確にすることにつながります。

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